無職になっても賃貸物件の更新は可能?更新ができないケースや注意点を解説
何らかの事情で無職になってしまい、賃貸物件の契約が無事に更新できるのか、不安になってしまう方もおられるでしょう。
基本的には無職でも問題なく住み続けられますが、なかには断られてしまうケースもあるので、あらかじめ対策しておくのがおすすめです。
この記事では、無職になっても賃貸物件の契約は更新できるのかや、断られてしまうケース、注意点を解説します。
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無職になっても賃貸物件の契約は更新できる?
まずは、無職の状態でも賃貸物件の契約更新は可能なのか、解説します。
普通借家契約であれば更新は可能
結論からお伝えしますと、無職の状態でも賃貸借契約の更新は可能です。
ただし、これは普通借家契約に限られます。
普通借家契約とは、借主から解約の申し出がない限り、2年などの一定期間ごとに契約を更新する契約です。
貸主が更新を拒否するには、正当な理由が必要になります。
正当な理由とは、法律で定められた拒絶の理由です。
建物の老朽化に伴う立て替えやリフォームなどの工事を予定している場合や、物件に住む上でのルールが守られていない場合などの緊急な要件が正当な理由に含まれます。
この正当な理由には、借主が無職であるかどうかは含まれていません。
したがって、無職を理由に更新を拒否されることはありませんので、安心してください。
家主との信頼関係が大切
普通借家契約の更新を拒否するには、正当な理由に該当するかどうかがポイントです。
例として挙げた立て替え工事は建物に関する事情ですが、物件に住む際のルールを守るかどうかは、家主との信頼にも関わります。
また、後ほど説明しますが、正当な理由には家賃の滞納や他の住民への迷惑行為も含まれます。
これらはいずれも、家主との信頼関係に大きな影響を与える行為です。
長期間住み続ける予定であれば、家主との信頼関係が崩れないよう、日頃から意識して生活することが重要です。
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賃貸物件の契約更新を断られてしまうケース
無職であっても契約更新は可能ですが、なかには断られてしまうケースもあるので注意してください。
ここからは、断られてしまう3つのケースと、要注意ポイントをお伝えします。
家賃を滞納している場合
家賃の滞納は、貸主が契約の更新を拒絶する正当な理由に含まれます。
どのような理由であれ無職になった場合には、家賃を滞納しないように注意が必要です。
1~2か月の滞納であれば、支払い忘れなどの可能性もあるため、大きな問題にはならないことが一般的です。
しかし、3か月以上の滞納が続くと、契約を更新できない可能性が高くなります。
無職期間中に家賃を支払える程度の貯金を用意しておくことが重要です。
難しい場合は、失業給付金なども積極的に活用しつつ、滞納しないよう努めてください。
迷惑行為を繰り返している場合
騒音などによって、同じ物件に住む住民や家主とのトラブルや迷惑行為を繰り返している場合、契約更新を拒否される可能性があります。
とくに、楽器演奏や大音量の音楽、夜間の掃除や洗濯に伴う音などに注意してください。
迷惑かどうかの基準は人によって異なる場合があり、判断が難しいこともありますが、基本的には日頃から迷惑にならないように生活することが重要です。
家主との信頼関係を維持し、他の住民の生活も尊重するよう心がけましょう。
賃貸物件のルールを守っていない場合
ペット禁止や楽器演奏禁止など、賃貸借契約に明記されている物件のルールを守らない場合、契約更新を拒否される可能性が高まります。
場合によっては、契約中に強制退去を求められることもありますので、とくに注意が必要です。
契約でペットや楽器の使用が明記されていなくても、基本的には禁止されていると考えたほうが良いでしょう。
契約に明記がなく、ルールでも定められていない場合は、あらかじめ家主に確認し、相談することをおすすめします。
条件付きで許可が得られた場合は、必ずその条件を守るようにしてください。
許可が得られなかった場合は、潔く諦めるべきです。
◯定期借家契約の場合は要注意
定期借家契約とは、あらかじめ契約期間を決めたうえで結ばれる契約であり、普通借家契約とは異なり、契約更新を前提としません。
そのため、定期借家契約が満了すると、新たに契約を結び直す必要があり、再度入居審査を受ける必要があります。
無職の状態は、審査に不利に働く可能性があります。
審査が通らないわけではありませんが、十分な預貯金を証明できる書類を用意する、保証人を用意するなどの対策がなければ、審査を通過するのは難しいでしょう。
転職などの理由で一時的に無職になる場合は、再契約のタイミングを調整することをおすすめします。
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無職の状態で賃貸物件の契約を更新する際の注意点
無職の状態で契約更新をおこなう際は、いくつか注意すべき点があります。
それぞれについて解説します。
◯虚偽の申請は避ける
賃貸借契約においては、家主との信頼関係が重要です。
無職になったことを知られたくないあまりに、正社員だと虚偽の申請をすることは避けましょう。
あとで家賃滞納などの問題が発生した際に嘘が発覚すると、家主からの信頼をさらに失う可能性があります。
賃貸借契約では、家主との信頼関係が重要であるため、無職になったことを必ずしも報告する必要はありません。
しかし、隠すよりも無職になった事情や無職期間の見通しを正直に伝えるほうが好ましいです。
いずれにせよ、嘘を伝えることは避けましょう。
家賃の滞納は避ける
家賃の滞納は、家主の信頼を大きく損なう重大な行為です。
1~2か月の滞納であれば問題になりにくいですが、長期間続くと契約解除される恐れがあります。
滞納が続くと、支払いも難しくなる上に、生活にも支障をきたすでしょう。
そのため、日頃から家賃を滞納しないように十分に注意してください。
もし何らかの理由で家賃の支払いが遅れる場合は、あらかじめ家主に事情を説明することが重要です。
迷惑行為をしない
周りに迷惑をかけるような行為は避け、アパートやマンションの住民とのトラブルを起こさないよう十分に注意してください。
騒音などの迷惑行為を起こすと、家主からの信頼が失われる可能性があります。
ほかの住民との関係が悪化する恐れがあり、家主からの警告や改善要求を無視し続けると、最悪の場合、契約解除になる可能性もあります。
快適に生活するためには、日頃から迷惑をかけるような行為を避け、トラブルが起こらないように注意しましょう。
物件のルールは絶対に守る
どのような理由であれ、物件のルールを無視するのは避けるべきです。
とくに賃貸借契約書に記載されているルールについては、必ず守るようにしましょう。
たとえば、ペット可の物件では、ペットの鳴き声が迷惑にならないように十分な防音対策が施されているでしょう。
しかし、ペット飼育が認められていない物件では、十分な防音対策がなされていない可能性があり、騒音トラブルに発展する恐れもあります。
物件のルールは、ほかの住民に迷惑をかけず、お互いが快適に暮らすためのものです。
家主の信頼を失わないためにも、ルールは必ず守りましょう。
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まとめ
たとえ無職だったとしても、普通借家契約であれば問題なく契約更新が可能です。
ただし、長期間家賃を滞納している場合や、ルールを守らず迷惑行為を繰り返している場合は、断られてしまう可能性があります。
契約更新時の注意点は、①虚偽の申請は避ける、②家賃を滞納しない、③迷惑行為をしない、④ルールを守る、の4点です。
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