六甲道駅周辺の住みやすさは?住環境と家賃相場を解説

六甲道駅周辺の住みやすさは?住環境と家賃相場を解説

「六甲道駅の周辺への引っ越しを検討しているけど、交通網や商業施設などは揃ってるの?」と気になっている方は多いでしょう。
これから引っ越し先を考えるときは、主要都市との距離感や治安などを複数の要素から住みやすさが担保されているかどうかを判断しなければなりません。
本記事では、六甲道駅の概要と住環境にくわえて家賃相場について解説します。

六甲道駅の概要

六甲道駅の概要

六甲道駅(ろっこうみちえき)は、兵庫県神戸市灘区に位置する西日本旅客鉄道(JR神戸線)の駅です。
普通列車と快速列車が停車したり商業施設が多かったり利便性が高い一方で、住宅街ならではの住みやすさもあります。
このセクションでは、六甲道駅の利用者数や雰囲気などの基本概要について解説します。

利用者数

JR西日本の調査によると、1日あたりの平均利用者数は26,415人です。
路線自体が混雑しやすいエリアではあるため、大阪方面の通勤ラッシュは朝8時頃をピークに混雑します。
座って通勤したい方や混雑を避けたい方は、ラッシュ時間を避けて通勤すると良いでしょう。
ラッシュ時には3分単位で電車が到着するなど本数は多く用意されているため、混雑が理由で乗れなかったとしても遅刻する心配はありません。

雰囲気

神戸市灘区の中心街に位置する駅のため、周辺には役所・大型施設・高層マンションなど多くの建物が密集しています。
以前までは別のエリアにあった区役所が駅周辺に移転したため、より中心街としても機能を果たしています。
駅前にスーパーマーケット・ドラッグストア・飲食店、少し歩くと公園や神社があるため、活気がありつつ落ち着いた雰囲気が漂う町です。

歴史

1934年、都市開発によって六甲山の登山道に続く場所に省線電車が作られました。
塚本駅・立花駅・甲子園口駅・元町駅と同時に新設された駅で、1972年には快速列車も止まるようになり駅としての利便性は高まります。
1995年1月17日の阪神淡路大震災で改築したばかりの1階部分が倒壊し、復旧には2年かかるとされていますが、奥村組の大胆な発想で3か月後には運行再開に至ります。
このときの工事プロジェクトは後世にも語り継がれており、プロジェクトXシリーズ「『鉄道分断突貫作戦奇跡の74日間』~阪神・淡路大震災~」でも深掘りされました。
それ以降は、大きな震災やトラブルなく神戸東部副都心として、人々の暮らしを支える駅になっています。

六甲道駅周辺の住環境と住みやすさ

六甲道駅周辺の住環境と住みやすさ

一人暮らしであればサクッと一人で食事できる飲食店、ファミリーであれば小児科の有無や教育環境などで住みやすさを判断できます。
このパートでは、六甲道駅周辺の住環境や住みやすさがわかる魅力について解説します。

交通アクセス

普通列車と快速列車が停車し、主要都市へのアクセスも簡単なため、交通網が発達していて通勤通学するにも住みやすさが期待できます。
乗り換えなしで三宮駅と大阪駅、乗り換え1回で新神戸駅と梅田駅にアクセスできます。
朝のラッシュ時には混雑が予想されますが、3分単位で電車が到着するなど本数は多く用意されており、乗車できなくてもすぐに次の電車が来るため遅刻する心配はありません。
徒歩圏内に阪急六甲駅(700m)と阪神新在家駅(600m)もあるため、行き先によっては複数の路線を使い分けられる点も大きな強みです。

買い物

駅周辺に食品や日用品などを買い揃えるための商業施設が揃っているため、買いたいものが買えなくて困る心配はありません。
駅直結のメイン六甲・ウェルブ六甲道2番街・フォレスタ六には、定食屋や居酒屋から喫茶店まで幅広いジャンルのお店が立ち並びます。
また、実際に住んでいる方たちからは「おいしいパン屋さんがある」と評判で、駅周辺には安くておいしい地元民に愛されるお店が数多くあるパンの激戦区でもあります。
ショッピングモールやアウトレットなどの大型商業施設はないものの、電車を使えば主要都市にアクセスできるので不便はないでしょう。
駅周辺に大型施設があると休日でも人が多くなるため、生活しやすさを重視するのであれば最低限の買い物ができる施設が揃っているほうが良いと感じる方も多いです。

子育て環境

駅の近くには保育施設があるため、共働きの家庭でも安心して子どもを預けられます。
数も多く有名な幼稚園だけでも10箇所以上点在しており、子ども向けの遊具が充実している公園も多数あります。
小学校・中学校・高校まですべて揃っており、希望すれば電車を使って主要都市までアクセスできるため、選択肢は十分にあるといえるでしょう。
神戸市灘区には、児童健全育成事業や子育て家庭支援事業があり、地域全体で子育てする家庭をサポートする環境が整っています。

観光スポット

駅を出てすぐに、1786年に春日大社の旧社殿を移転してから長い歴史を持つ六甲八幡神社があります。
神戸市有形文化財に指定されており、厄除祈祷と破魔矢を求めて多くの地元民が集まる場所ですので、1月の厄除大祭に訪れてみてください。

六甲道駅周辺の家賃相場

六甲道駅周辺の家賃相場

引っ越しを検討している場合、エリアと同時に間取りや家賃を考慮しなければなりません。
家賃を抑えるために狭い間取りを選ぶ方が多いですが、ライフスタイルを考慮しなければ快適な生活が送れなくなります。
ここでは、一人暮らしとカップルとファミリーに分けておすすめの間取りと家賃相場について解説します。

一人暮らしの場合

一人暮らしに必要な専有面積は18~25㎡とされています。
1K・1R・1DK・1LDK・2K以上の間取りがおすすめです。
家賃を安く抑えたい場合は1Kや1R、寝室や作業部屋を独立で確保したいのであれば1DKや1LDKを選びましょう。
六甲道駅周辺の一人暮らしに適した間取りの家賃相場は、4.82万~7.6万円です。
学校や仕事が忙しいからできるだけ駅の近くに物件を借りたいと考えるのであれば、家賃相場以上の賃料がかかる可能性があります。
また、リモートワークメインで部屋の住環境は重視したいけど立地は気にしないのであれば、駅から離れたエリアを探すと賃料を抑えられます。

カップルの場合

カップル(二人暮らし)に必要な専有面積は、40~50㎡とされています。
1LDK・2LDK以上がおすすめです。
家賃を抑えるために1Kや1Rに住もうと考える方もいますが、最低限のプライバシーが担保されなければストレスになる恐れがあります。
そもそも、一人暮らし向けの物件でカップルの入居は認められないケースが多く、賃貸借契約が結べない可能性が高いため気を付けましょう。
六甲道駅周辺の二人暮らしに適した間取りの家賃相場は、7.6~9.89万円です。
共働きであれば二人で折半できるため、家賃負担は一人暮らしのときよりも軽減されます。

ファミリーの場合

ファミリーに必要な専有面積は、40~75㎡とされています。
家族の数や子どもの年齢によって異なりますが2LDK以上がおすすめです。
子どもが小さくて両親と一緒に寝室を使う場合は間取りは少なくても問題ありませんが、大きい子どもがいるのであれば個室のある間取りのほうが理想的です。
長期的に住む前提で物件を選ぶのであれば、将来の家族構成をイメージしたうえで物件選びをすると良いでしょう。
六甲道駅周辺のファミリーに適した間取りの家賃相場は、9.89~14.97万円以上です。

まとめ

六甲道駅周辺は、交通アクセスや買い物などの項目で住みやすさが評価されている町です。
とくに大阪駅まで乗り換えなしでアクセスできるため、通勤通学にも適しています。
人々の暮らしの拠点になっているエリアのため、比較的落ち着いていて子育てにも向いています。