二人暮らしに適した間取りは？1LDK・2DK・2LDKについて解説

二人暮らしを快適に楽しむためには、どのような間取りを選ぶべきなのでしょうか。
部屋が広ければ良いというわけではなく、ライフスタイルやライフプランに合った間取りを選ぶのが大切です。
今回は1LDK・ 2DK・ 2LDKのそれぞれの住み心地について解説するので、ぜひご参考になさってください。

「1LDK」で二人暮らしする住み心地

1LDKの場合、どのような暮らしになるのでしょうか。
以下で見てみましょう。

ライフスタイルが同じ場合におすすめ

1LDKは8畳以上のリビング・ダイニング・キッチンがあり、居間が一室あるのが特徴的な間取りです。
リビングとダイニングの他に居間があるため、食事するスペースと、寝る場所を分けられ、二人暮らしはもちろん単身の方にも人気があります。
1LDKは二人で暮らすのにはややコンパクトなイメージがあるものの、ライフスタイルが同じ場合であればとくに大きな問題はありません。
たとえば起きる時間や食事をする時間がバラバラだと、お互いに気を使いながら生活しなくてはならないでしょう。
一人が眠っているときにもう一人が起きていると、「起こしてしまうかもしれない」と生活音を出さないよう配慮しなくてはならないからです。
一方、勤務時間や食事する時間などライフスタイルが同じであれば、同じ居住空間で一緒に楽しく過ごせます。
せっかくの二人暮らしなのだから、コミュニケーションをしっかり取りたい場合におすすめです。

個室の有無にこだわらない方

1LDKは個室がないため、お互いのプライベート空間を確保しにくい特徴があります。
居間が一室だけなので、基本的には二人の寝室として利用するケースがほとんどです。
個室がないとストレスを感じる場合、1LDKは不向きと考えられますが、反対に「むしろお互いの距離が近くなって良い」と考えられる場合はおすすめです。
生活リズムに差がなければ、食事をしたりテレビを見たりなど、同じ空間のなかでも楽しく過ごせるでしょう。
そして、1LDKの物件は比較的多く見かけるため、部屋探しがスムーズに進められます。
なかには、おしゃれで立地が良い物件もあるので、希望条件にぴったり合う部屋を見つけられるかもしれません。
ただし、家賃がやや高めになっているケースが多々見受けられます。
これは1LDKの物件は比較的新しいものが多く、築年数が浅いため家賃が高くなるからです。
これらの点を考慮したうえで、予算を立てて部屋を探すと良いでしょう。

「2DK」で二人暮らしする住み心地

2DKで暮らす場合、どのような生活環境になるのでしょうか。
以下で見てみましょう。

広いキッチンが魅力

2DKはダイニング・キッチンに居間が2室あるのが特徴です。
一般的に2DKは、キッチンが広く設計されている物件が多いです。
広々としたキッチンなら、毎日の料理も楽しくなるでしょう。
そのため、家事を快適にこなしたい、料理が趣味の方におすすめの間取りです。
リビングはありませんが、その分ダイニング・キッチンにゆとりがあるうえに、お互いの個室を確保できます。
ダイニングにテーブルや椅子などを置いて、リビングのように使用する方法もあるので、大きな不便を感じる心配はないでしょう。

プライベート空間を確保できる

2DKの魅力は、居間が2室ある点です。
それぞれをお互いの部屋として使えるため、プライベートの時間も確保したい場合にぴったりでしょう。
とくにお互いのライフスタイルがバラバラで、気兼ねなく生活したい方におすすめです。
もしプライベート空間に対してあまりこだわりがない場合は、1室を寝室にして、もう1室を仕事や趣味などの部屋にする方法もあります。
部屋の数が多い分だけ1LDKよりも選択肢が増えるため、お互いが過ごしたい形で部屋の使い方を決められます。

家賃を抑えられる

2DKは居間が2室ある間取りですが、2LDKほどの家賃はかかりません。
そのため、「開放感ある部屋に住みたいけれど、あまり予算がない」場合におすすめです。
友達や両親などを招いても、ある程度余裕をもって生活できる分のスペースがあるため、来客が多い場合にも適しています。
ただし、2LDKは昔流行した間取りのため、近年では数が少なくなっているのが難点です。
せっかく 2LDKの部屋を選びたいと思っていても、なかなか理想的の物件に出会えないかもしれません。
もし物件が見つかっても築年数が古い傾向があるため、結果的に違う間取りを選ばざる得ないこともあるでしょう。

「2LDK」で二人暮らしする住み心地

2LDKは、今回解説したなかでもっとも広い間取りです。
以下で見てみましょう。

広々とした空間が魅力

2LDKは、10畳以上のリビング・ダイニング・キッチンに居間が2室ある間取りです。
とても開放感がある広々とした部屋のため、ゆとりのある暮らしがしたい方に人気があります。
毎日を過ごす居住スペースだからこそ、リラックスできる部屋にしたい場合は、2LDKが適しているといえるでしょう。
広い分だけ自由度も高くなり、来客を招きやすくなります。
寝具さえあれば他の方を寝泊まりさせるだけの余裕もあるため、手狭に感じてしまう心配はありません。

将来的に子どもを考えている場合におすすめ

2LDKは子どもがほしいと考えている場合におすすめです。
2LDK程度の広さがあれば、子どもが生まれても部屋が狭く感じる心配はないでしょう。
居間が2室あるため、赤ちゃんの内は育児用のスペースに使い、残りの1室をリフレッシュスペースや寝室にできます。
また、子どもが大きくなった場合は、育児用のスペースに使っていた部屋を子ども部屋にするのも可能です。
子どもの成長に合わせて柔軟に部屋の使い方を変えられるため、もっとも自由度が高い間取りといえるでしょう。

二人暮らしも快適

もちろん2LDKは、子どもがいない二人暮らしも快適になります。
居間が2部屋あれば、お互い自由な形で生活できるでしょう。
2LDKの場合はここまでで解説した間取りのなかでもっとも広々としているため、収納スペースも広い傾向にあります。
私物が多い場合でも、2LDKなら狭く感じる心配はありません。

家賃は高め

先述したように2LDKはもっとも広く人気のある間取りのため、基本的に家賃は高く設定されています。
さらに立地条件が良い2LDKの物件は、他の部屋よりも高いケースがほとんどのため、予算オーバーになってしまう場合もあるでしょう。
もし予算内で2LDKの物件に住みたい場合は、築年数や立地などの条件を緩める必要があります。
たとえば、駅からある程度離れた場所にある2LDKの物件なら、家賃がやや低く設定されていることも少なくないです。
そして、部屋が広い分だけ掃除に苦労してしまうデメリットがあります。
普段から部屋をキレイにして使うためには、しっかり掃除をする必要がありますが、場合によっては家事が負担に感じてしまうかもしれません。
とくに子どもが生まれた場合、育児をしながら家事をこなさなくてはならず、掃除をするのにそれなりの時間を取られてしまうでしょう。
こうしたデメリットが気にならず、立地や築年数などを妥協できる場合は、二人暮らしにおすすめできる間取りです。

まとめ

1LDKで二人暮らしをする場合、同じ生活スタイルの方におすすめできます。
また、2DKは物件が少ないものの、広々とした部屋で家賃を抑えて生活できます。
そして2LDKは本記事で解説した間取りのなかでもっとも広く、子どもについて考えている方にもおすすめなので、ぜひ比較しながら検討してみると良いでしょう。