子育てファミリーにおすすめの賃貸物件とは?階数・内装・立地について解説

子育てファミリーにおすすめの賃貸物件とは?階数・内装・立地について解説

家族で暮らす賃貸物件を探す際は、どのような物件にしようか迷うところでしょう。
とくに、幼い子どもがいる場合、物件選びには慎重になるかと思います。
そこで今回は、子育てファミリーにおすすめの賃貸物件の条件として、1階がおすすめの理由や和室付きの物件がおすすめの理由、バス便物件がおすすめの理由について解説します。

子育てファミリーには1階の賃貸物件がおすすめの理由!

子育てファミリーには1階の賃貸物件がおすすめの理由!

子育てファミリーには、1階のお部屋がおすすめです。
なぜ1階が良いのか、代表的な6つの理由を解説しますので、ぜひご自身に当てはまるか確認してみてください。

①騒音トラブルを気にしなくても良い

子育て中の家庭にとって、下の階の住人への配慮は大きな悩みの1つですよね。
そんなときは、1階の賃貸物件に住めば、下の階への騒音をあまり気にしなくても良くなり、日々の生活がより快適になります。
とくに、小さな子どもがいる家庭にとっては、大きな安心感が得られるでしょう。

②転落事故の心配が少ない

子育て中の家庭に共通する心配事の1つに、子どもの転落事故があります。
階段やベランダからの転落は、重傷につながることもあるため、注意が必要です。
1階のお部屋であれば地面からの距離が近いため、2階以上に比べて転落のリスクが少なくなります。
ただし、1階でも地面から離れている物件もあるため、内見の際にはしっかり確認することが大切です。

③外出が億劫にならない

1階がおすすめな理由として、外出が楽なことも挙げられます。
小さな子どもを抱っこして階段を上り下りするのは大変で、階数が上になるほど負担が増します。
また、子どもだけでなく親も転倒するリスクがあるため、小さな子どもがいる家庭はできるだけ低い階に住むのが安心です。

④荷物の出し入れが楽

1階がおすすめの理由として、荷物の運び出しが楽なこともポイントです。
小さな子どもがいると、ベビーカーを持って移動することが多いですよね。
上の階から降りる際、エレベーターがないと手で持ち運ばなければならず、とても大変です。
また、買い物してきた荷物を運ぶときも、子どもが一緒だと上の階まで運ぶのが大変でしょう。
荷物の出し入れが簡単な1階に住めば、これらの問題が解決できます。

⑤避難がしやすい

1階は階段がなく、道路と同じ高さにあるため、地震や台風などの災害時にも避難がしやすいです。
子どもは災害時にどのような行動を取れば良いのかわからないことが多く、避難がスムーズにいかない場合があります。
1階であれば子どもをすぐに外へ避難させやすいため、子育て中の家庭にとって安心です。
災害が多い地域に住むことを考えている場合は、とくにこの点を意識しておくと良いでしょう。

⑥家賃が安い傾向にある

1階の賃貸物件は他の階に比べて家賃が安く設定されていることが多いため、子育て中の家庭にとっておすすめです。
子育てにはたくさんのお金がかかるので、家賃などの固定費はなるべく抑えたいですよね。
ただし、実際に安くなっているかどうかや、その値下げ率は物件によって異なるため、気になる物件はそれぞれ確認してみましょう。

子育てファミリーに和室のある賃貸物件がおすすめの理由!

子育てファミリーに和室のある賃貸物件がおすすめの理由!

「赤ちゃんとの暮らしには和室があったほうが良い」と聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
結婚や出産を機に家を探す際、アクセスの良さだけでなく、子育てしやすい間取りや空間も重視する方が多いです。
子育てファミリーに和室付きの賃貸物件がおすすめの理由は、以下のとおりです。

①床が冷たくないので安心

赤ちゃんは寝返りをしたり、ずりばいやハイハイをしたりと、床と接することが多いですよね。
和室なら床が冷たくならず、安心して遊ばせることができます。
また、畳にはクッション性があるため、赤ちゃんの手足に優しいのもポイントです。

②自由に動き回れる

冬場のフローリングは冷えやすく、赤ちゃんの動く範囲を「カーペットの上だけ」に制限しがちですが、和室ならその心配もなく、赤ちゃんが自由に動き回るのを見守ることができます。
親としても安心して子育てができますね。

③靴下をはかなくても安心

赤ちゃんは足の裏で体温調節をするため、冬でも家の中では靴下をはかないことがほとんどです。
また、歩き始めると靴下をはくと滑りやすいため、家の中ではほとんど裸足で過ごします。
和室は赤ちゃん期を過ぎても、快適な空間として活躍します。

④音が響きにくい畳はキッズスペースに最適

赤ちゃん期が終わった後、和室はキッズスペースに最適です。
畳は防音性に優れているため、子どもが走り回ってもフローリングと比べて音の響きが異なります。
和室に絵本やブロックなど、子どものお気に入りのおもちゃを置いておけば、自然と和室で遊ぶことも多くなるでしょう。
多少騒いでも近隣への騒音を気にせずに済むので、子どもを怒る回数も減り、育児のストレスが軽減される点もメリットです。

⑤調湿効果がある

畳に使用される「い草」には水分を吸収し、発散する効果があり、室内の湿度を調整してくれます。
そのため、湿気の多い夏でも和室は涼しく感じられ、寝苦しさを和らげてくれます。
ただし、この調湿効果は、い草を使用した畳の場合に限られ、ポリプロピレン樹脂などで作られた畳では調湿効果は期待できないため、ご注意ください。

子育てファミリーにバス便の賃貸物件がおすすめの理由

子育てファミリーにバス便の賃貸物件がおすすめの理由

バス便の賃貸物件とは、駅まで徒歩で15分以上かかる、またはバスを使わないと駅にたどり着けない物件のことを指します。
一般的には、駅まで徒歩5分から10分ほどの駅近物件やスーパーマーケットが近くにある賃貸物件が人気ですが、子育てファミリーにはバス便の賃貸物件がおすすめです。
その理由は、以下のとおりです。

①家賃が安くなる場合が多い

賃貸物件は、駅から遠くなるほど家賃が安くなる傾向にあります。
「駅から徒歩10分」の駅近物件と「駅からバスで10分」のバス便物件を比べると、バス便物件のほうが家賃が安いことが多いです。
また、同じ家賃でもバス便物件のほうが、広くゆったりしたお部屋に住むことができるでしょう。

②周辺環境が良い

駅近物件は鉄道や駅前の商業施設が利用しやすく、時間を効率的に使えます。
しかし、駅周辺は交通量が多いため、子育て中の家庭には安全面での不安があるかもしれません。
交通量が多いことによる騒音も気になる点です。
また、建物が密集しているため、日当たりが悪いこともあります。
一方、バス便物件は自然が多く、公園が多いなど環境が良いことが多いです。
一戸建てタイプの賃貸物件の場合、敷地にゆとりがあり、隣家との距離が広いため、隣人を気にせず暮らせます。
ニュータウンとして開発された地域などは、周辺に買い物施設や医療機関が整備されており、駅前に行かなくても快適に生活できます。
統一感のある美しい街並みも、暮らしの満足度を高めるでしょう。

③買い物が便利な場所もある

駅まではバスでも、買い物施設が徒歩圏内にある便利な物件もあります。
とくに、スーパーマーケットが近くにあると嬉しいですよね。
近年は「郊外型大型商業施設」が駅から離れた場所に建設されたり、幹線道路沿いに大型スーパーマーケットが出店したりなど、郊外でも買い物が便利になっています。

④子どものための環境もチェック

子どものいる家庭であれば、小学校や小児科などが近くにあるか、通学路の安全性なども確認しておきましょう。
バス便エリアは、駅前エリアに比べて人通りが少なく、夜道が暗いことがあります。
実際に歩いてみて、危険な場所がないかをチェックすることも大切です。

まとめ

階下との騒音トラブルの心配がなく、転落事故を防げるなどの理由から、子育てファミリーには1階の賃貸物件がおすすめです。
赤ちゃんや小さな子どもがいる家庭は、床が冷たくなく、防音性や調湿効果のある和室付きの物件がおすすめになります。
家賃が安い賃貸物件をお探しの場合は、バス便物件がおすすめです。