灘区にある神戸海星病院の概要は?診療・検査や特徴をご紹介

灘区にある神戸海星病院はどんな病院?診療・検査や特徴をご紹介

灘区は病院の数が多く、万が一体調不良になっても安心感があると評価されています。
今回は、そのなかでも神戸海星病院の概要についてご紹介します。
また、おこなわれている診療・検査や特徴についても触れているので、通院先をお探しの方はご参考になさってください。

灘区にある神戸海星病院の概要

灘区にある神戸海星病院の概要

まずは、灘区にある神戸海星病院の概要をご紹介します。
どのような病院なのかチェックしてみましょう。

基本理念

神戸海星病院は、基本理念を「愛と奉仕」とし、地域で暮らす患者に対して真摯に寄り添ってきました。
深い思いやりの心を持って接し、誠心誠意を尽くした医療を提供する意識を持っています。
医療で住民へ幸福を届けられるよう、日々邁進しています。
近年では高齢化社会が問題視されており、今後もその状況はより加速していくといわれていますが、そんな時代にも対応できるよう努めている病院です。
高齢化が加速する国内において、医療現場は転換期にあると考え、地域のシニアの健康を守れるよう考えています。
いつまでも健やかで元気に日々を過ごせるよう、患者第一の精神で診察・治療にあたってくれるでしょう。

神戸海星病院の歴史

明治4年1月に、在留外国人のために神戸万国病院が創立されたのが、神戸海星病院が生まれたきっかけです。
創立以降、地域で暮らす人々に根差した医療がおこなわれてきました。
明治から存在する病院のため、古い歴史と伝統を重んじており、子どもからシニアにまで親しまれている病院です。
国内では医療技術が発達し続けていますが、その一方で現状の制度だけでは問題を解決できないケースもあります。
さらに、近年では新型コロナウイルスの感染拡大も問題視されており、老若男女問わず症状に悩まされています。
こうした時代の変化にも対応できるよう、最良の医療とは何かを常に問いかけながら、医療システムの構築に向き合っているのが魅力です。
あくまでも患者の健康を第一とした治療をおこなえるよう、責任をもって対応してくれるでしょう。

沿革

明治4年に神戸万博病院が創立された後に移設がおこなわれ、昭和20年には戦災による影響を受けて病院が倒壊しています。
しかし、およそ4か月後には旧六甲ホテルの中に再び病院が開設し、多くの患者を治療できる体制を整えました。
その後は、昭和38年に総合病院として認可され、各病棟が完成するなど、発展を繰り返していきます。
平成に入ると、セコム医療システム株式会社と業務提携をおこない、患者にとって安心安全な医療体制を整えています。
また、DPCの導入、インドネシア人看護師候補者の受け入れなど、独自の取り組みにも力を入れていました。
令和3年には、女性活躍推進法認定マークを取得しています。

アクセス

灘区にある神戸海星病院は、車でのアクセスに便利です。
最寄り駅は、阪神電鉄 神戸線の六甲駅で、そこから徒歩10分ほどの場所にあります。
急いでいる場合は、自家用車やタクシーの利用がスムーズでしょう。

●所在地:神戸市灘区篠原北町3丁目11番15号
●アクセス方法:六甲駅より徒歩10分
●駐車場:あり(75台まで)

灘区にある神戸海星病院の診療・検査

灘区にある神戸海星病院の診療・検査

神戸海星病院ではどのような診療・検査がおこなわれているのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。

診療科

神戸海星病院は、灘区にある病院のなかでも診療科が幅広く、さまざまな症状を診察できる体制が整っています。
たとえば内科、睡眠時無呼吸外来など、不調を感じている方がいつでも相談できるのが特徴です。
なかでも外科については、医師の知識量・技術力が優れており、質の良い医療を提供してくれる点で有名です。
「患者のニーズに沿った治療をおこない、満足感を与える」を診療方針としているため、いつも親切丁寧に接してもらえるでしょう。
また、各疾患のガイドラインを厳守するため、エビデンスが確認できない治療法を取り入れる心配はありません。
積極的に最先端の治療も活用しつつ、ガイドラインに沿って対応してくれます。
外科は手術の症例が多く、病院選びの際の選択肢として、神戸海星病院の名前が挙がるケースも多いです。

人間ドック

人間ドックもおこなわれています。
日帰りと2日間のほか、ホテル泊ありの人間ドックもあるため、ニーズに合ったものを選択できるのが魅力です。
病気を早期発見したい、不調の原因を見つけたいなど、さまざまな方におすすめの検査です。
健康維持に対する意識も向上するため、定期的に神戸海星病院で人間ドックを受けるのが推奨されています。
検査は完全予約制となっています。
希望する場合は病院まで直接連絡しましょう。
また、その他にも生活習慣病や乳がんなどの検診ができるコースもあるので、病気の早期発見のために力を入れているのが分かります。

プチ健診

他の病院であまり見られない診療・検査として、プチ健診が挙げられます。
これは、はしか、おたふくかぜ、コロナなど、各種感染症の抗体検査を受けられる健診です。
自分の体内に感染症の抗体があるか気になる場合は、検診を受けてみましょう。
どの病気の抗体検査をおこなうかによって金額は異なりますが、お得な4種類セットのコースもあります。
検査の方法は、採血や採尿などで、検査結果がでるまでは1週間ほどです。
結果に応じて、予防接種を受けるかを判断できるようになるメリットもあります。

灘区にある神戸海星病院の特徴

灘区にある神戸海星病院の特徴

神戸海星病院には、独自の特徴があります。
以下で詳しく見てみましょう。

ロボット手術

ロボット手術をおこなっている点でも、地域で広く知られています。
ロボットは「Mako」と呼ばれており、主に人工関節手術をサポートするための機能が搭載されています。
過去にもナビゲーションシステムが現場に取り入れられていましたが、その機能をさらにバージョンアップさせているのが強みです。
関節バランスを調節したり、事前にCTデータを使って手術の計画を立てたりなども可能となっています。
これまで以上に精度の高い手術ができる体制が整えられています。

PRP療法

PRP療法は、患者の血液を採取し、そこから成分を抽出して注入します。
近年では再生医療として注目されており、最先端の技術として導入されているものです。
まだ治療法としては確立されていない一面もありますが、スポーツ障害が起こった際の早期回復事例も多く、今後国内で導入されていく医療法と考えられています。
神戸海星病院でも、いち早くPRP療法を取り入れています。
主にひざの関節が痛む方に向けてPRP療法の提案をおこなっているので、症状にお悩みの方は相談してみましょう。
あくまでも自由診療なので、PRP療法を強制される心配はありません。
また、治療では自分の血液を使用するため、副作用は起きないといわれています。

訪問看護ステーション

院内には訪問看護ステーションが設立されています。
訪問看護ステーションでは、地域のシニアを24時間体制でサポートできる体制を整えているのが特徴です。
体が不自由でも高度な医療を受けられるよう、医師や看護師などが連携しています。
病気の診察・治療だけではなく、身体機能が衰えないようリハビリテーションにも対応しているので、高齢化社会の現代にマッチした医療体制となっています。

まとめ

灘区にある神戸海星病院は、明治4年に設立された歴史ある病院です。
人間ドックやプチ検診などをおこなっており、病気や感染症の防止に貢献しています。
また、ロボット手術をはじめ、最先端医療も積極的に導入しているため、色々な方の要望に応えられる病院といえるでしょう。