部屋探しのポイントは?賃貸物件への申し込みから契約までの流れを解説!

部屋探しのポイントは?賃貸物件への申し込みから契約までの流れを解説!

賃貸物件を借りるにあたり、どのような流れで部屋探しを進めたら良いのかがわからずにお悩みの方もいるのではないでしょうか。
事前に部屋探しの流れを押さえておけば、賃貸物件をスムーズに借りられるようになるはずです。
そこで今回はこれから賃貸物件を借りようと考えている方へ向けて、部屋探しの流れを「条件」「内見」「契約」の3つの観点から解説します。

条件を決めて賃貸物件サイトで検索するまでの部屋探しの流れ

条件を決めて賃貸物件サイトで検索するまでの部屋探しの流れ

賃貸物件を借りるときにまずやるべきことは、条件の設定です。
希望条件を明確にしていないと、部屋探しの基準がぶれて賃貸物件をなかなか借りられない事態に陥りかねないため注意が必要です。
ここでは、希望する賃貸物件の条件を決めて賃貸物件サイトで検索するまでの部屋探しの流れについて解説します。

賃貸物件に求める条件①部屋の広さ

部屋探しにおいて重要なのは、どのくらいの部屋の広さを希望するかです。
必要な部屋の広さは、賃貸物件に住む人数によって異なります。
たとえば一人暮らしなら、6~8畳ほどの1Kの賃貸物件であれば不自由なく住むことが可能です。
二人暮らしをするときは2DK以上の賃貸物件を選べば、それぞれが個室を確保しやすいのでおすすめです。
また、賃貸物件をどのように活用したいかによっても必要な広さは変わります。
自分が賃貸物件をどう使いたいかを踏まえたうえで、必要な広さのある部屋を探すようにしましょう。

賃貸物件に求める条件②エリアや最寄り駅からの距離

部屋探しにおいて、どのエリアに住むかを決めておくことが重要です。
たとえば通勤や通学を踏まえたうえで通いやすい立地にあるか、繁華街が形成されているかなど住みたいと感じるかどうかなどがポイントとなってきます。
また、最寄り駅から賃貸物件まで徒歩何分以内であれば許容範囲かを考えておくことも大切です。

賃貸物件に求める条件③家賃

一般的には駅から近い賃貸物件ほど人気があり、家賃も高くなる傾向にあります。
したがって最寄り駅からの距離だけにこだわるのではなく、家賃も考慮したうえで部屋探しをすることがポイントです。
築年数が新しい賃貸物件が良い、駅から近くなくてはだめなど理想の条件にこだわりすぎると、結果的に家賃が高くなって生活が圧迫されかねません。
そのため部屋探しをするときには、どうしても譲れない条件と妥協できる条件とを書き出したうえで優先順位を設定することをおすすめします。

不動産会社を通じて賃貸物件を内見するまでの部屋探しの流れ

不動産会社を通じて賃貸物件を内見するまでの部屋探しの流れ

賃貸物件サイトを通じて気になる物件を見つけたら、今度は実際に内見して自分の目で確かめるステップへと進みます。
ここでは、不動産会社を通じて賃貸物件を内見するまでの部屋探しの流れについて解説します。

内見までの部屋探しの流れ①不動産会社に問い合わせる

賃貸物件サイトを通じて希望条件に近い物件を見つけたら、不動産会社に問い合わせをして内見の予約をおこないます。
問い合わせ方法には、メールや電話があります。
ただしメールだと不動産会社から返信が来るまでに時間がかかることがあるので、できる限り早く賃貸物件の内見をしたいときには電話をかけるようにしましょう。
人気のある賃貸物件はすぐに入居者が決まってしまう可能性があるため、早めに行動しておくに越したことはありません。
気になる賃貸物件が複数あるときには、同日に内見ができるように事前に伝えておくのがおすすめです。
また不動産会社へ行くと、内見の申し込みをした賃貸物件と似ている条件の部屋を紹介してくれるケースがあります。
自分では意識していなかったエリアに目を向けるきっかけとなり、より幅広い選択肢から最適な部屋探しができるようになります。

内見までの部屋探しの流れ②内見時のチェックポイント

賃貸物件の間取りや内装などの基本的な情報は、物件情報やインターネットを見るとある程度は確認できます。
しかし実際に自分の目で見て初めて気が付くこともあるので、できる限り現地へ足を運ぶようにしましょう。
賃貸物件を借りるにあたり、内見時にチェックしておきたいポイントのひとつは、エントランスやゴミ捨て場などの共用スペースです。
とくにゴミ捨て場の状況を見ると、賃貸物件の居住者がマナーを守っているかどうかがわかります。
ゴミが散乱していたり、指定日以外のゴミを出していたりする賃貸物件はのちのトラブルにつながりかねないため避けたほうが無難です。
また室内は、実際の生活を想定したうえで内見することが大切です。
家具はどこに置くことになるのか、生活するときの動線はどのようになるのかなどを確認しておくと、入居後の後悔を防ぎやすくなります。
くわえて部屋の広さだけでなく、日当たりの良し悪しや騒音具合、設備の不具合などもチェックするようにしましょう。

内見当日に持っていったほうが良いもの

内見をするときには、スマートフォンやメジャー、新居へ持っていく家具や家電の寸法を記したメモなどの持参をおすすめします。
内見時に気になるところがあったら、随時スマートフォンで写真や動画などを撮影しておくようにしましょう。
帰宅後にほかの賃貸物件と比較したり、家具の配置を決めたりするときに役立ちます。
また必要に応じてメジャーで寸法を測り、所有している家具や家電の設置が可能かを確認することも重要です。

賃貸物件への申し込みから契約までの部屋探しの流れ

賃貸物件への申し込みから契約までの部屋探しの流れ

賃貸物件の内見を経て借りることを決めたら、不動産会社へ申し込みをおこないます。
ただし入居審査をクリアしないと、部屋は借りられない点に注意が必要です。
ここでは、賃貸物件への申し込みから契約までの部屋探しの流れについて解説します。

契約までの流れ①入居申し込みをおこなう

気になる物件と出会えたら、不動産会社を通じて大家さんに対して入居の申し込みをします。
ただし申し込みをしても、すぐに賃貸物件を借りられるわけではありません。
賃貸物件を借りるには、大家さん側でおこなう入居審査にクリアする必要があるためです。
入居審査では人柄や属性など細かい点をチェックされますが、なかでも「返済能力の有無」を重要視されます。
大家さん側にとってもっとも避けたいのは、入居者が家賃を滞納するリスクです。
そのため勤務先や収入などを厳しく確認したうえで、貸しても問題ないかを判断します。
入居審査に必要な書類には、以下のものがあります。

●入居申し込み書
●源泉徴収票などの収入証明書類
●身分証明証


また入居にあたって連帯保証人の設定を求められる賃貸物件では、連帯保証人の身分証明証や収入証明書類などの書類も必要です。

契約までの流れ②重要事項説明を受けて賃貸借契約を交わす

大家さんによる入居審査に通過したら、今度は不動産会社の担当者から契約条件などが記載された重要事項説明書の説明を受けます。
事実誤認によるトラブルを避けるためにも、家賃の金額や支払い日、支払い方法、入居日、契約期間、更新料などをしっかりと確認しておきましょう。
疑問点があるときには積極的に質問し、その場で解消しておくことが大切です。
契約内容について確認したら、重要事項説明書と賃貸借契約書に署名・押印をして終了です。
あとは引っ越し日に合わせて引っ越し業者を手配するとともに、荷造りを進めていきましょう。

まとめ

部屋探しをするときの流れの第一歩は、賃貸物件に求める希望条件を明確にすることです。
その後賃貸物件サイトを通じて気になる物件を見つけたら、不動産会社に問い合わせて内見をおこないます。
内見を経て賃貸物件を借りたいと感じたら、入居審査を受けて賃貸借契約を交わす流れです。