アパートで蟻が大量発生したらどうする?発生の理由や駆除の方法をご紹介
アパートなどの賃貸物件に住んでいるときに、列になって歩いている蟻を部屋のなかで見つけたことがあるかもしれません。
もし、蟻が数匹ではなく大量発生してしまったときは、どうしたら良いのか戸惑ってしまうでしょう。
今回は、もしアパートで蟻が大量発生したときはどうすれば良いか、蟻が発生する理由や駆除の方法をご紹介します。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市東灘区の賃貸物件一覧へ進む
アパートに蟻が発生する理由とは?
アパートに蟻が発生する理由には、さまざまなものがあります。
ここからは、賃貸物件で蟻が発生する理由をご紹介します。
蟻がどこからやってくるか
アパートなど室内で蟻が発生していたら、まずは蟻がどこから侵入してくるのかを確認する必要があります。
アパートに蟻が侵入してくる経路として多く見られるのが、壁や押し入れのなかに小さな隙間が空いているケースです。
蟻の体は小さいため、目に見えないようなほんの小さな隙間からでも、簡単に部屋のなかに侵入してきます。
ほかにも、排水溝をつたって侵入してくるケースや、ベランダの植木鉢のなかで蟻が発生するケースもあるので注意が必要です。
また、外部から侵入してくるケースばかりでなく、古くから壁のなかや家具の裏などに棲みついていて、それが表に出てきたケースもあります。
アパートに侵入してくる蟻の種類
アパートで発生する蟻には、おもに次のような種類があります。
●イエヒメ蟻
●ヒメ蟻
●ルリ蟻
イエヒメ蟻とは、赤褐色や黄色い体をしている蟻で、あたたかい場所を好むのが特徴があり、繁殖力が強いため、室内で発生する蟻のなかでもとくによく見られます。
ヒメ蟻は、腹部が黒くて大きく、それ以外の部分は黄褐色をした蟻です。
やはりあたたかい場所を好むため、冬の暖房がきいた部屋に発生しやすいのが特徴です。
ルリ蟻は、黒色をしていて、光沢があるのが特徴といえます。
とくに発生しやすいのは梅雨や秋雨など湿気の多い時期です。
アパートに蟻が発生する理由
アパートなどの室内に蟻が発生したり、侵入したりする理由の多くは、食べ物といわれています。
蟻は甘いにおいに誘われて集まってくる習性があるため、においが強い食べ物があるとすぐに集まってきます。
とくに果実が好物で、バナナなどはいおいが強いため、蟻が集まってきやすいです。
また、床に落ちた小さな食べかすも蟻にとっては大好物となるため、掃除をおろそかにして食べかすが落ちたままだと蟻が発生しやすくなります。
さらに、食べ物だけでなく、ホコリに混じった小さな虫の死骸でも、蟻にとっては餌となります。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市東灘区の賃貸物件一覧へ進む
アパートに蟻が大量発生して駆除が必要なときはどうする?
アパートに蟻が大量発生したときはどう対処したら良いのかわからず、焦ってしまう方も多いでしょう。
ここからは、アパートなどの賃貸物件に蟻が大量発生したとき、具体的に何をしたら良いのか、くわしくご紹介します。
不動産会社や大家さんに連絡
もし住んでいる賃貸物件に蟻が大量発生して、駆除が必要な状態になったら、まずは不動産会社や大家さんに連絡をしましょう。
そのときは、状態を写真で撮影して残しておくと、あとから説明するのに役立ちます。
ポイントとして、蟻の数が大量発生といっても具体的にどのくらいなのか、どこから発生しているのかを確認して、記録に残しておきましょう。
何が原因で蟻が大量発生しているのかも、もしわかるようであれば確認しておくと説明がスムーズです。
蟻の駆除は大家さんの義務?
蟻が大量発生したと大家さんに連絡をすれば、もしかしたら大家さんが蟻を駆除してくれる可能性があります。
大家さんには、入居者が快適に過ごせる環境を提供する義務があり、もしその原因が物件にあったときは、対応してくれるかもしれません。
ただし、ただ蟻が大量発生したからといって、大家さんが蟻の駆除にかかる費用を全額負担してくれるとは限らないので注意が必要です。
蟻が大量発生した理由を調査したうえで、その原因によっては入居者と大家さんで駆除にかかる費用を半分ずつ負担するケースもあります。
そのためにも、蟻がどこから侵入しているのかを突き止めておくことが重要です。
蟻が大量発生しても賃貸人の債務不履行はない
蟻が大量発生したことを理由に入居者がその物件から引っ越すとき、大家さんに対して引っ越し費用の負担を求めるケースがあります。
たしかに、賃貸人は貸借人に対して、物件を適切な状態で使用させる義務を負っているため、害虫が発生したら一定の限度内で害虫駆除義務を負っていると考えられます。
しかし、完全駆除を達成できなくても、害虫駆除の専門家に依頼して駆除をおこなうなど必要かつ可能な対応をおこなえば、債務不履行にはなりません。
そのため、万一蟻が大量発生したせいで引っ越しをおこなったとしても、大家さんがしっかり駆除をおこなっていれば、引っ越し費用や前払い賃料の返還は必要ないといえます。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市東灘区の賃貸物件一覧へ進む
アパートに蟻が発生したときの駆除方法
住んでいるアパートなどの賃貸物件に蟻が発生したら、すぐにできる駆除方法を知っておくと、早く対応できて被害が少なく済むかもしれません。
まずは、蟻が集まっている原因となっているゴミや食べ物などを撤去したうえで、駆除を始めましょう。
ここからは、アパートに蟻が発生したときの駆除方法についてご紹介します。
蟻の駆除方法「蟻が通る経路に殺虫剤をまく」
蟻は餌を発見すると、移動するときに「道しるべフェロモン」と呼ばれるにおい物質を分泌して歩く性質があります。
「道しるべフェロモン」は、働き蟻が餌を発見したときに発する物質だといわれており、餌と巣をつなぐ道を仲間につたえる役割があります。
他の蟻は、その道しるべフェロモンをたどって、列になって歩いているのです。
そのため、蟻が列になっている状態を発見したら、その列が通る経路に殺虫剤をまく方法が効果的です。
蟻はあまり目が良くないため、においに頼って方向や道を覚えています。
蟻の大量発生を発見したら、まずは蟻の経路を確認して目印をつけておき、殺虫剤をまくようにしましょう。
蟻の駆除方法「毒餌を置く」
外に見えている蟻を駆除しても、巣にいる蟻を駆除しないとまた大量発生する可能性があります。
そのときは、市販されている「毒餌」を活用しましょう。
蟻には餌を巣に持ち帰る習性があるので、それを利用した駆除方法です。
蟻が通るルートや侵入する場所に毒餌を置いておけば、蟻が毒餌を巣に持ち帰ります。
そうすれば、蟻が持ち帰った毒餌を、巣のなかにいる蟻たちも食べるため、巣のなかの蟻も駆除できます。
蟻の駆除方法「消毒をして蟻道のにおいを消す」
蟻は目がほとんど見えないといわれており、嗅覚に頼って移動しています。
蟻が通った経路が確認できていれば、その経路部分を消毒して、蟻がつけたにおいを消すことが可能です。
消毒するときには、アルコール除菌を染みこませた布や、アルコール除菌用ウエットシートなどで、蟻が通った経路を丁寧に拭き取りましょう。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市東灘区の賃貸物件一覧へ進む
まとめ
アパートに蟻が発生する理由は食べ物が原因であることが多く、においの強い食べ物のかすや虫の死骸などを求めて、壁や押し入れの隙間から侵入してきます。
アパートなどの賃貸物件に蟻が大量発生したときは、まずは不動産会社や大家さんに連絡すると、駆除してくれるかもしれません。
自分で駆除する方法としては、蟻の通る道に殺虫剤をまく、毒餌を置く、消毒をするなどの方法があります。
▼ 物件情報が見たい方はこちらをクリック ▼
神戸市東灘区の賃貸物件一覧へ進む